METAL ROBOT魂 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア <SIDE MS> Hi-νガンダム

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目次
Hi-νガンダムについて
機体スペック

型式番号 | RX-93-ν-2 |
---|---|
所属 | 地球連邦軍 |
建造 | アナハイム・エレクトロニクス社 |
生産形態 | 試作機 |
頭頂高 | 20,0m |
本体重量 | 27,9t |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
パイロット | アムロ・レイ |
Hi-νガンダムとは
今回は機動戦士ガンダム 逆襲のシャア (小説版) に登場するMETAL ROBOT魂 Hi-νガンダムのレビューをしていきたいと思います。
このHi-νガンダムは、現在ではゲームの影響によりνガンダムの発展型というイメージが強く持たれていると思います。
またプラモデルの解説書でνガンダムの発展型であるとの設定が付け加えられたことにより、公式でも発展型である事を認められた形になりました。
しかし元々このHi-νガンダムは、小説版のνガンダムという解釈でデザインされたものであり、本来はHi-νガンダムとνガンダムはパラレルワールドに位置する同一の機体という解釈でした。
それがゲームなどのメディアに露出することによって人気と知名度が向上し、さらにゲームでは発展型として扱われることが多かったために、νガンダムの発展型として設定し直されたのだと思います。
ちなみに小説版においてサザビーに相当するナイチンゲールに関してもサザビーとの関連は、Hi-νガンダムとνガンダムとの関係と同じであると言えるでしょう。
デザイン変更の経緯
プラモデル発売の際のデザインの変更についても少し触れたいと思います。
このHi-νガンダムは、デザインに関して公式化の際に紆余曲折がありました。
当初に公式化されて発売された際のデザインはあまり評判が良くはなく、ゲームなどに登場したHi-νガンダムはB-CLUBにて発売されたガレージキットという立体物のデザインを基にしたものが殆どで、Hi-νガンダムと言えばその形というイメージが定着していたからです。
また、小説版の挿絵のデザインもガレージキットの方が再現率が高く、発売されたプラモデルのデザインはガレージキットとは似ても似つかず、小説版のイメージとも離れたものであったため評判が良くなかったのは事実です。
しかし、プラモデルのデザイン自体は非常にカッコいいものでしたので、出来あがり自体が悪かったわけではありません。
ただ、ファンが求めたHi-νガンダムではありませんでした。これらのデザインの変更は既存の海賊版のガレージキット対策のために行われたと噂されているようですが、それが事実であるならばその対策が裏目に出たといえます。
今回発売されたMETAL ROBOT魂のHi-νガンダムは、そんなファンのニーズに応えた形でデザインされたものであり、ガレージキットや小説版の挿絵に近い形をしています。ただ、カラーリングに関してはプラモデルのカラーリングを採用しているため、ガレージキットとプラモデルのデザインをニコイチしたかのような仕上がりとなっております。
全身フォルム
フロント・リア


サイド


塗装は関節部以外は全て塗装されており、艶消しカラーリングが施されています。落ち着いた雰囲気で非常にカッコいいです。墨入れによって全体的に面の広いパーツが引き締まった印象を受けて良いです。
デザインに関しては、今風の手足の長く全身のメリハリが効いたデザインではなく、末端肥大気味のデザインとなっています。しかし小説版やガレージキットには近いデザインで、個人的には好みのデザインです。
ヘッドパーツ、マーキング、腕部単装マシンガン
頭部はかなり小さめですが前後に長く、今のガンダムのデザインとは異なる形でデザインされています。ただ、これも小説版やガレージキットのHi-νガンダムに近いデザインですね。カッコイイのですが、このデザイン故に頭部は左右には可動しにくくなっています。 機体の各所には、マーキングが施されていています。かなり渋いです!


腕部単装マシンガンも色分けされて作り込まれています。

可動範囲 (アクション)
トップパーツ (肩、肘、腰)
腕は付け根がボールジョイントになっているため、フレキシブルに動きます。ただ、今回は引き出し式ではありませんでした。なので、いつものROBOT魂に比べると少し可動範囲は狭くなっています。


肘もいつも通り90度以上で曲げることが可能です。

腰の可動です。見た目以上によく動きます。

ボトムパーツ (股関節、膝、足首)
腰部のアーマーがよく動くので開脚可能です。
足の股間の付け根に回転軸があるので、立ちポーズが決まりやすくなってます。

正座可能。片膝立ちも可能ですが、ただフロントアーマーが干渉してポロポロとれるので注意が必要です。


Hi-νガンダムの足首は伸ばす場合にはかなりの範囲において可動しますが、つま先を上向きにして動かすのは足のデザイン上から苦手です。

ファンネルコンテナのギミック
ファンネルコンテナは付け根の回転軸にプラスして、取り付けている関節が2つの回転軸で構成されているため、かなり柔軟に動きます。

またサーベル収納口も開閉可能で、サーベルの柄も収納することが出来きます。

ファンネルは1つ1つ取り外し可能で、全て変形可能です。

付属パーツ
パーツ一覧
・交換用手首左右各4種
・ビーム・ライフル
・ニュー・ハイパー・バズーカ
・ビーム・サーベル×2
・シールド
・専用台座



この背部のスタビライザーを交換する事で、小説版やガレージキットに近いHi-νガンダムを再現する事ができます。ちなみに、私はこちらの方がカッコイイと思うので、ずっとこちらの状態で飾っていますw
武器携帯
ビームサーベルは上下にビームサーベルエフェクトの取り付け部分があります。

ビームライフルを装備した状態です。

バズーカを携帯!

さすがに、小説で使ってたビームランチャーは再現できなかったみたいです。漫画で出てきましたけど、あれだけ大きいと立体化は無理でしょうね。
Gallery
※ 右下にある拡大ボタンで全画面表示されます。(画像をドラッグして好きな位置に持ってくることもできます。)
※ マウスのスクロールでさらに画像の拡大・縮小ができますので、存分に味わっていただけますw
※ ピンチイン・ピンチアウトで拡大・縮小、スワイプで画像送りができます。
以上、METAL ROBOT魂 Hi-νガンダムでした。
全身に塗装が施されており質感が良く、また墨入れもされているのでかなりカッコよくなっています。それに、関節部が金属パーツで構成されているので固めになっており、ヘタらずにポーズがつける事ができます。
ただ、惜しむらくは通常のROBOT魂版に付属していたファンネル発射状態を再現するエフェクトパーツがついていないのが残念です。
それでは、今回はこの辺りで終わります。
次回お楽しみに!