HGAC 1/144 XXXG-01W ウイングガンダム (新機動戦記ガンダムW)

今回はHGAC 1/144 ウイングガンダムを紹介していきたいと思います。
アニメ放送からほぼ18年経ってからの1/144サイズのウイングガンダムの発売です。昔に比べるとかなり原作に近いイメージとなっています。
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目次
ウイングガンダムについて
機体スペック

型式番号 | XXXG-01W |
---|---|
開発 | ドクター・J |
生産形態 | 試作機 |
全高 | 16,3m |
装甲材質 | ガンダニュウム合金 |
アビリティレベル | ファイティングアビリティ:レベル130 ウエポンズアビリティ:レベル140 スピードアビリティ:レベル150 パワーアビリティ:レベル120 アーマードアビリティ:レベル130 |
パイロット | ヒイロ・ユイ |
ウイングガンダムとは
このウイングガンダムという機体は新機動戦記ガンダムWの前期主役機として登場し、後期主役機のウイングガンダムゼロをプロトタイプとするデチューン機として開発されました。
なぜデチューンされたかと言うと、プロトタイプであるウイングガンダムゼロが火力を含めた機体の性能面や、コックピットシステムであるゼロシステムがパイロットの精神を破壊する可能性があるような非常に危険な代物であったため、コックピットシステムの排除やライフルの弾数制限など行い性能をセーブして開発された経緯があります。
ただ、そのような機体設定よりもこのウイングガンダムを最も印象的にしているのは、すべてのガンダム作品の主役機の中でも最も酷い扱いを受けていることだと思います。
それらの理由は、
① オープニングでライバル機に腕を切り落とされ、蜂の巣にされる。
② 開始1話目にして撃墜される。
③ 主人公に自爆スイッチを押され、バラバラにされる。その後、修理されたのにライバルとの決闘には使われない。
④ 主人公が宇宙に行く際には、目立つから邪魔になるという理由で捨てられる。
⑤ 再び主人公が地球に戻り、本機体を使いだした際にも数話でガンダムエピオンという機体に乗り換えられる。
⑥ その後、主人公が乗ることはなく、最終話間近で撃墜されるまで登場しない。
⑦ 主人公に一度たりとも正式名称を呼んでもらえた事がない。
⑧ さらに、後付けで主人公は敵側が使う量産機に愛着があるとの設定が追加される。
公式において散々な扱いをされていると言う悲劇の機体であると言えます。とは言え、決して弱く描かれているわけではなく、とんでもない性能の機体として描かれています。
今回はそんな悲劇の主人公機であるウイングガンダムを紹介していきたいと思います。
全身フォルム
まずは、ウイングガンダムのフォルム全体を見ていきましょう。
フロント・リア


サイド


スタイルはかなりイイです。設定画よりもアニメ設定の絵柄に近いデザインになっているように思えます。ただ、小さいためか少しモールドが甘い気がします。スミ入れが必須でしょう。
ヘッドパーツ
頭部はTVアニメ版のウイングガンダムに近いイメージで、この大きさにしては形が崩れておらず、かなりのイケメンですw

可動範囲 (アクション)
トップパーツ (肩、肘)
両手は水平レベルに真横まであがります。

肩内部には、変形シーンで見せる内部装甲が原作通りに付いています。
肩関節も前方に大きく引き出せて内部装甲に干渉されず、可動範囲は損なわれていません。

肘は見た目以上に曲がります。前腕部に付いているクローパーツが内に折りたたまれるようになっているので、写真のように90度以上曲げることが可能です。

ボトムパーツ (股関節、膝)
股関節部分はロール軸がついており開脚のみならず外側にも足を開く事ができ、おかげでポージングの幅が広くなっております。

ちょっと頑張れば、正座や片膝立ちもできます。


ウイング部の可動範囲やクローの動き


変形シークエンス
腰と頭を180度回してヒザ部分を変形させます。少しせり出して内側に曲げるだけです。
Zガンダムに比べるとかなり簡単な変形シークエンスです。

シールドを頭部に取り付け、その先端にライフルを取り付ける事で変形終了です。
シールドの先端に引っ掛けるためのダボ穴があり、ここに引っ掛ける事でライフルの取り付けが可能です。少し取り付けが固めなので、破損に注意ですね。

付属パーツ
パーツ一覧
パーツ数はそれほど多くありません。バスターライフルとビームサーベルの柄が1本。
手首は握り手のみ付属。
武器携帯
抜刀!
可動範囲が広いため、サーベルを抜くポーズも難なくできます。

サーベルエフェクトはサーベルのグリップ部分が一本しかないですが、二本付属しますw

バスターライフルを装備!
凶悪な威力で有名なバスターライフルw
元の機体よりも威力を制限したはずなのに、一撃で数十機のモビルドール(無人機)を消滅させる威力があります。三発しか撃てなくして正解ですね。ちなみに元の機体(ウイングガンダムゼロ)はバスターライフルを二本合体させた状態で所持しており、二倍以上の威力で無制限に撃てますw

Gallery
※ 右下にある拡大ボタンで全画面表示されます。(画像をドラッグして好きな位置に持ってくることもできます。)
※ マウスのスクロールでさらに画像の拡大・縮小ができますので、存分に味わっていただけますw
※ ピンチイン・ピンチアウトで拡大・縮小、スワイプで画像送りができます。
以上、HGAC 1/144 XXXG-01W ウイングガンダムのレビューでした。
リアルタイムで放送を見ていて思い入れのあるガンダムでしたので、このサイズでリメイクしてくれたのは嬉しかったですね。
ただ、スタイルも良く可動範囲も広いのは良かったのですが、手首が武器の持ち手しかなく、また手の甲のパーツがよくポロリするところが唯一残念な点でした。
出来れば、平手を付けて欲しかったですね。